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2025.6.22

鬼頭さくら完全V『今度はノーボギー優勝を』

<Photo:Kenta Harada/Getty Images>

JLPGAステップ・アップ・ツアー2025シーズン第9戦『ユピテル・静岡新聞 SBS レディース』(賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円)大会最終日が6月22日、静岡県御前崎市、静岡カントリー浜岡コース(6,585ヤード/パー73)で行われ、鬼頭さくらが通算10アンダーでステップ通算3勝目を飾った。2打差の通算8アンダー、2位は大会連覇を狙った若林舞衣子。3位は通算7アンダーの成澤祐美が入った。

鬼頭さくらにとって、今季は30歳を迎えた節目のシーズン。粘りのプレーで完全優勝を成し遂げた。「きょうは一日、気合が入っていた。優勝? 正直、実感がわいてこない」と話す。

前半からバーディーが先行。5番は残り113ヤードの第3打を、ハーフショット気味にピン80センチにつけた。「100ヤード以内、110ヤードの距離感をつかむため、今回も練習場でしっかりやりました。それと今回はパー5が増えて助かった。2オンができなくてもウェッジのショットを生かすことができて…」。

続く6番でも残り85ヤードの第3打を52度で1メートルへ運ぶ。精度の良さで連続バーディーを奪った。とはいえ、若林舞衣子がもうチャージを展開。勝負の後半ではこんな心情だったという。

「順位を確認したわけではないから、負けていると思った。17番、5Uのショットがグリーンに乗って、スコアボードを見た。優勝できると思ったのは18番。2メートルのパーオンです。優勝に近いと感じた」。大接戦が続いた。それだけに、2023年以来のステップ通算3勝目を実感できない気持ちがわかる。


<Photo:Kenta Harada/Getty Images>

オフは、いろいろなことに取り組んだ。当然ながら、シーズン開幕からとはいかない。「あせらずに5月、6月に優勝ができればと考えた。特に体づくりは結果が出るまでに3-4か月はかかるでしょう。シーズンに入ってもトレーニングは週2回、続けている。今回も第1日は筋肉痛でした」とも。第一目標を達成した。

「きょうは、やってきたことを60%ぐらいしかできなかった」と反省の言葉の後に、「複数回優勝をしたい。まだ、何勝もできると思うし、JLPGAツアーで優勝をしたいから。今度はノーボギーで優勝したい」とテーマを掲げた。

同日、開催されたニチレイレディスで入谷響が初優勝。「面識はないですけど、私も愛知県出身」といい、「今年、ステップの日本勢で私が最年長優勝ですよね」と満面に笑みが浮かんだ。

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